甘く見てはいけない登山の危険
山に登り始めると自然を近くに感じられて、空気もさわやかなのでついつい気がゆるんでしまいます。
いままでにたくさんの山に登ってきた中で、登って失敗したと思ったこともあります。今回は今まで経験してきた登山中におきた危険やデメリットをお伝えいたします。
- 一人登山の優先度はそんなに高くない
- 雨が降ると楽しみが半減する
- 下山中は足やひざを痛めやすい
- 油断すると道に迷う
- 暗くなってきたら赤信号
登山をする人が増えてほしいけれども危険なことはやりたくないですよね。初心者のうちに陥りやすい危険を把握して起こりやすい事故の予防を心がけましょう。
一人登山の優先度は高くない
登山を始めると一緒に登る人が見つからなかったり、登りたい山が合わなかったりして一人登山をすることがあるかもしれません。
安全性の観点から複数人の登山と比べると一人登山は危険ですし、コミュニケーションの楽しみは大幅に少なくなってしまいます。
一人になって自分と向き合いたいのでなければ、もともと登りたい山でなかったとしても一緒に登ったほうが楽しいことは多いと思います。
リフレッシュ目的であれば友人と遊んだほうが楽しかったりするので、ほかに予定があるのであれば一人登山を優先しないほうがよいと思います。
あまりストイックになりすぎないほうが登山と楽しく付き合えてきましたよ。
雨が降ると楽しみが半減する
登山の予定を立てて楽しみにしていた当日の朝。天気予報を見ると雨予報。そんな時は準備した手前何としても登りたくなりますが一度冷静になりましょう。
雨の中の登山は考え直したほうがよいです。
山の中は傘が差せないので雨具を着ることになります。高い雨具ならましなのですがそれでもムシムシします。暑い季節だと体温が上がってとても苦しくなります。
他にも足元が濡れるので滑りやすくなります。つるつるの石のような岩肌は登山靴でも滑りやすいです。また木道なども濡れるととても滑ります。土もぬかるむので登山の難易度は上がります
眺めがよくないです。雨が降ると雲のせいで遠くが見渡しにくくなります。雲の中に入ってしまうと眺望は望めなくなります。眺望は登山の大きな楽しみのひとつなのでこれがなくなると楽しみは半減します。
縦走などで山小屋などに宿泊して朝から雨が降っている場合はどうしようもないですが、私であれば昼から晴れる予報でも日帰り登山は控えますね。
下山中は足やひざを痛めやすい
登山中は負荷が大きいと息が上がり、ももが持ち上がりにくくなりますが下山中のほうがケガの危険が大きくなります。
降りるので一歩で足にかかる負担はどうしても増えてしまいますし、息は上がらないのでついついペースが速くなりがちです。
登るときには見えていた段差が降りるときには見にくくなっていることもあります。歩幅が大きくなるとどうしてもひざへの負担も増えてしまいます。
降りるときはペースを守ってなるべく小幅になるように歩くようにしています。トレッキングポールがあると転ぶ危険も減るのでお勧めです。
油断すると道に迷う
あなたは今まで道に迷ったことはありますか?私は方向感覚があるほうなので街中ではほとんど迷わないのです。頭の中に目印や目的地の方向が入っている人は知らない街に行っても迷わない方もいると思います。
山の中では目印が遠くからはほとんど見えないことが多いので、歩いている登山道が頼りになります。登山道から外れるとほぼ確実に迷います。方向がわかっていても起伏があり目的地にたどり着けないことも多いです。
私も登山道をつづら折りに歩いていて気が付いたら登山道から外れていたことがあります。少しでも違和感があれば周りを見渡してみましょう。自身が持てないときは戻りましょう。
GPSに連動した登山アプリを事前に準備しておくと迷ったときの保険になるのでお勧めです
暗くなってきたら赤信号
友達と登山を始める前にふらりと近くの山に登ったことがあります。自転車で山のふもとまで移動してそのまま山に登りました。用事があり家を出発するのがお昼を過ぎており登り始めが14時を過ぎていました。
2時間ほどかけて登り切り山頂の神社にお参りし、下山を始めたころに日が傾き始めました。1時間ほどかけて8割ほど降りてきたのですが、東向きに降りてきたこともあり日が山の陰になり急激に暗くなり始めました。
なんとか下山はできたのですが最終的には足元がギリギリ見える程度の明るさになってしまいました。
携帯があるもののヘッドライトがなかったのでもう少し遅くなったらどうなるかわかりませんでした。
その時感じたのは日の入りの2,3時間前には下山できるような計画が必要だということです。計画倒れになっても途中で引き返す勇気が必要だと気づきました。
それ遅くても15時には山での活動を完了するような計画をするようになりました。
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